日本国内には8万5千件以上の神社があります。
その中でも伊勢神宮(三重県)、出雲大社(島根県)、平安神宮(京都府)、熱田神宮(愛知県)、明治神宮(東京都)、春日大社(奈良県)などはパワースポットととしての人気も高く、多くの日本人が参拝します。
神社に行って神様に手を合わせて拝むことを「参拝する」といいます。
最近は、多くの外国人観光客が神社に訪れます。鳥居など神社でしか見られない特別な建造物などから、日本の文化を感じることができるのでしょう。
先日、奈良県の春日大社に参拝に行きました。驚くことに、参拝者の8割位は外国人観光客が占めていました。東京都の明治神宮も外国人観光客が多く訪れる人気ん観光スポットになっています。
神社を参拝するなら、神社の作法を知っているとその場所の意味や日本人の考え方などがわかって面白さも増します。
最も基本的な神社の作法である鳥居のくぐり方、手水舎の作法、参拝の方法(二礼二拍手一拝))について、3回に分けてご紹介します。
まずは鳥居のくぐり方からです。
神社に行くとまず最初に鳥居をくぐります。
鳥居は、ここから神様の神聖なエリアだということを示すゲートのような役割をしています。
鳥居をくぐるときは、神聖なエリアに入らせていただくことに感謝して一礼をしてからくぐります。
日本では、知り合いの家を訪問して、家に入れていただくとき、玄関で「お邪魔します」とあいさつをして家の中に入ります。
鳥居の前で一礼するのも、神様のエリアに「お邪魔します」というあいさつと似ています。
鳥居をくぐると神社の建物である本殿や拝殿に道が続きます。この道を参道といいます。
参道を歩くとき、道の中央は神様が歩くので、人は右側か左側を歩くようにします。神様に敬意を表して、神様を優先して行動することが神社での作法となります。
大きな神社になると、参道に2つ目、3つ目の鳥居が建っている場合もあります。どの鳥居をくぐるときも、一礼をしてからくぐるのは同じです。
神社から帰るときも、鳥居をくぐりますね。このときは、鳥居をくぐったら、本殿や拝殿の方に向いて、一礼してから、また帰り道を進みます。
知り合いの家の中で過ごして帰るとき、玄関で、家の中に向かって、「お邪魔しました」とあいさつをして、家を出るのと似ています。
鳥居の色や形には様々な種類があります。神社に観光に行くときは、鳥居の形や色に注目するのもお薦めです。
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