会話や文章を書く場合において、英語では自分のことを通常”I”という言葉で表現します。
では、日本語ではどうでしょうか?
自分のことを指し示すための言葉が沢山あり、それらは利用シーンや個人の好みによって使いわけられます。
◇とてもよく使われる言葉:私、あたし(女性)、僕(男性)、俺(主に男性)
◇わりとよく使われる言葉:小生、小職(仕事関係)、わし、あっし、おら、おいら、当方、うち(女性)、自分(ややこしいですが、関西等では相手のことを指し示す言葉としても使われます)
◇まれに使われる言葉:我、あちき、拙者、我輩、それがし、こちとら、わらわ、己、麿、あっし、こちとら、手前、余…
上記以外にも色々な言葉がありますし、自分のことを自身の名前やニックネームで表現する人もいます。
また、地方によって使われる言葉(=方言)を加えると、さらに多くの種類の言葉や使われ方があります。
例えば、「俺」という言葉は、元来男女の別なく用いられていた言葉ですが、現代では男性が同輩または目下の人に対して自分のことを指し示す場合に用いるのが通常です。しかし、地域によっては、現代でも女性が使っている場合も多くあります。
自分はどれを使おう、ともし迷ったら、一番のおすすめは、やはり「私」です。
日本人の使用頻度も高いですし、カジュアルでも、またビジネスシーンや目上の人との会話でも使用できます。女性も男性も用いることができるオールラウンダーな用語です。
コメント