たとえ同じ言語であっても、地域によって使われる用語、あるいはアクセントや発音が異なったりすることがあります。
みなさんの国でも、同じようなことはきっとあると思います。
日本語も同じように、地域によって言葉使いにいろいろと差があります。
地域で使われる言葉使いは、「方言」と呼ばれています。
現在、日本の標準的な言葉は、東京の一部地域の方言が基になっています。
学校ではこの標準的な言葉使いで教育が行われますし、テレビ等のアナウンサーも通常は標準的な言葉を使います。
そのため、標準的な言葉使いについてはほとんどの日本人が正しく理解できます。
しかしながら、各地域や家庭等の生活の場においては、方言が普通に使われます。
このような地域で使われる独特な固有の言葉使いは、内容によっては違う地域の人は正しく理解できない場合もあります。
コミュニケーションツールとして考えた場合、方言の存在は多少の不便さを伴いますが、一方で方言は地域の歴史であり文化とも言えます。
方言を大切にしたいと考えている沢山の人たちにより、今日も方言により日本中いたるところで会話が行われているのです。
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