Vertical and Horizontal Writing：縦書きと横書き

皆(みな)さんの国(くに)では、文章(ぶんしょう)は横方向(よこほうこう)に書(か)きますか、それとも縦方向(たてほうこう)に書(か)きますか？
文字(もじ)の書(か)き出(だ)しを左(ひだり)からではなく右(みぎ)から左(ひだり)に向(む)かって書(か)く国(くに)（言語(げんご)）もあるかと思(おも)いますが、いずれにしても、文字(もじ)は横書(よこが)きといいう場合(ばあい)が多(おお)いのではないでしょうか。
日本(にっぽん)では、古来(こらい)文章(ぶんしょう)は縦書(たてが)きを主(しゅ)としていましたが、現在(げんざい)は外国(がいこく)文化(ぶんか)の影響(えいきょう)や、ワープロやＰＣ等(など)の電子(でんし)機器(きき)が利用(りよう)されるケースが増(ふ)えたことも手伝(てつだ)って、横書(よこが)きが圧倒的(あっとうてき)に多(おお)くなっているように感(かん)じます。
ただし、はがきや手紙(てがみ)、また小説(しょうせつ)等(など)の原稿(げんこう)の執筆(しっぴつ)の際(さい)は、現在(げんざい)も縦書(たてが)きが多(おお)く使(つか)われるケースが多(おお)いようです。
そのように、日本語(にほんご)は、横(よこ)（左(ひだり)から右(みぎ)）にも、縦(たて)（上(うえ)から下(した)）にも文字(もじ)を並(なら)べることができる、ちょっと変(か)わった言語(げんご)でもあります。
縦書(たてが)きでも横書(よこが)きでもＯＫということは、文字(もじ)を埋(う)めるスペースにあわせて、文字(もじ)の配置(はいち)がしやすい、というメリットも生(う)まれます。
例(たと)えば、書籍(しょせき)の表紙(ひょうし)や内容(ないよう)は横書(よこが)きとし、本棚(ほんだな)に陳列(ちんれつ)する際(さい)その存在(そんざい)がとても重要(じゅうよう)な背表紙(せびょうし)の部分(ぶぶん)だけには、文字(もじ)を横(よこ)に寝(ね)かせることなく書(か)ける縦書(たてが)きを用(もち)いる、とかそんな芸当(げいとう)も可能(かのう)です。